世界で1億人以上が利用していると言われる人気のゲーム「マインクラフト」。バーチャルの世界でブロックを積み上げて建物を作るなどして遊ぶゲームで、日本では「マイクラ」の愛称で親しまれています。このゲームを通じて、歴史的に価値のある建物を忠実に再現することで、不登校の子どもに才能を発揮してもらおうという取り組みを、東京大学などが始めます。取り組みを通して、子どもたちに伝えたいメッセージとは?
スウェーデンのゲーム会社が開発したマインクラフトは2009年の発売以来、パソコンやスマートフォンなどでダウンロードされた回数が1億回を超え、世界的なヒットになっています。2年前にはアメリカのIT企業、マイクロソフトがこの会社を買収したことでも注目を集めました。
ゲームの世界では木や土、岩、動物など、すべてが立方体のブロックで出来ていて、集めたブロックを自由に積み上げて建物を作るなどして遊ぶ、「バーチャルの積み木」とも言われるゲームです。
国や企業なども注目していて、デンマークとイギリスの国家機関がブロックで自国の領土を忠実に再現したほか、ブロックで洗練された町並みを作って、そのデータを販売する会社もあるということです。
インターネットの動画投稿サイトには、建物を作る動画が数多く投稿されているほか、最近では、学校の授業に活用しようという動きも盛んになっています。
-- NHK NEWS WEB