東京電力は、厳しい冷え込みが予想される24日、管内で暖房用の需要が増加し、電力の需給状況が非常に厳しくなる見通しだとして、他の電力会社から電力の融通を受けることにしています。東京電力は、融通を受けても需給が厳しい状態が続くとして、家庭や企業に無理のない範囲で節電を呼びかけています。
東京電力によりますと24日は、首都圏などで暖房用の需要が増え、管内の供給力だけでは、ピークが見込まれる午後6時から7時の時間帯には、5000万キロワットの供給力に対して「使用率」が99%と、電力の需給状況が非常に厳しくなる見通しだとしています。
このため東京電力は、他の電力会社から電力の融通を受けて供給力を確保し、24日の需要のピーク時でも、使用率を96%程度にするとしています。東京電力が電力の融通を受けるのは平成27年4月以来です。
ただ、電力の融通を受けても、24日は需給が厳しい状態が続くとしていて、東京電力は、家庭や企業に無理のない範囲で、暖房の設定温度を低くするなどの節電を呼びかけています。
東京電力の管内では大雪となった22日の夕方以降、23日も含めてこのところ連日、厳しい需給状況が続いています。
-- NHK NEWS WEB