24日の東京外国為替市場は、アメリカのトランプ大統領が貿易不均衡を是正する姿勢を強め、今後、ドル安が進むのではないかという見方から、ドルを売って円を買う動きが広がり1円以上、円高が進んで、円相場は、およそ4か月ぶりの1ドル=109円台になりました。
24日午後5時時点の円相場は、23日と比べて、1円2銭、円高ドル安の1ドル=109円95銭から96銭でした。
また、ユーロに対しては、23日と比べて、60銭、円高ユーロ安の1ユーロ=135円36銭から40銭でした。
ユーロは、ドルに対しては1ユーロ=1.2311から13ドルでした。
市場関係者は、「市場ではトランプ大統領が貿易の不均衡を是正する姿勢を強め、アメリカの輸出企業に有利なドル安が進むのではないかという見方が出た。また好調な経済指標を手がかりにユーロを買ってドルを売る動きが出たこともドル安の要因となり、市場では日本時間のあす夜に予定されているヨーロッパ中央銀行のドラギ総裁の会見が注目されている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB