エアコンや洗濯機などいわゆる「白物家電」の去年1年間の国内での出荷額は、およそ2兆3500億円と、高い価格帯の製品の売れ行きが伸びたことから平成9年以来、20年ぶりの高い水準となりました。
電機メーカーなどでつくる日本電機工業会によりますと、去年1年間の白物家電の国内での出荷額は前の年より2%増加して2兆3479億円でした。
白物家電の国内出荷額が前の年を上回るのは2年連続で、出荷額は、平成9年以来、20年ぶりの高い水準となっています。
製品別の出荷額では、エアコンが6.2%、洗濯機が2.7%それぞれ前の年よりも増えていて、特に価格の高い製品の売れ行きが好調だったことが出荷額全体の増加の主な要因です。
一方、エアコンに次ぐ冷蔵庫の出荷額は、前の年より0.8%減りましたが、出荷台数では1.5%増えていて、少人数世帯に向けた中型以下の製品の売れ行きが好調だったということです。
今後の見通しについて、日本電機工業会は「出荷額は、おととしから堅調に推移していて、ことしもこの状況が続くのではないか」と話しています。
-- NHK NEWS WEB