IT大手の「ミクシィ」は、子会社が運営するチケット売買の仲介サイト「チケットキャンプ」をめぐって、子会社の前の社長が、詐欺の疑いで書類送検されたことを受け、第三者委員会を設置して、子会社に対する管理体制に問題がなかったかなどを調査すると発表しました。
チケット売買の仲介サイト「チケットキャンプ」をめぐっては、運営しているミクシィの子会社「フンザ」の前の社長が、女性歌手のコンサートチケットを、転売が禁止されていると知りながらサイトに出品する目的で不正に購入したとして、今月11日に詐欺の疑いで書類送検されています。
ミクシィは、ことし5月末で「チケットキャンプ」を終了することにしていますが、この問題を受けて、子会社に対する管理体制などの調査が必要だとして、第三者委員会を設置することを発表しました。
第三者委員会は、外部の3人の弁護士からなり、ミクシィが平成27年に買収する際にフンザで不正な行為が行われていたかを把握していたかや子会社のフンザに対するミクシィの管理体制が適切だったかなどといった点を調査するということです。
これについてミクシィは「第三者委員会の調査に全面的に協力し、調査結果が明らかになりしだい速やかに開示する」としています。
-- NHK NEWS WEB