川崎重工業は、アメリカのニューヨーク市交通局から最大で1600両余りにのぼる地下鉄車両の製造を受注したと発表しました。受注総額は、およそ4000億円に上り、川崎重工として過去最大の受注となります。
川崎重工業は、アメリカ・ニューヨークを走る地下鉄の車両の更新に伴って、ニューヨーク市交通局から最大で1612両にのぼる車両の製造を受注し、2020年から納入を始めます。
受注総額は37億ドル、日本円でおよそ4000億円に上り、川崎重工として過去最大の受注となります。川崎重工は、ニューヨーク市交通局にこれまでにおよそ2200両を納入していて、現在、ニューヨークの地下鉄車両のおよそ3割が川崎重工製となっています。
車両の更新に伴う今回の入札で、川崎重工は過去の実績や新型の車両を製造する技術で中国企業などとの受注競争を制しました。
日本メーカーでは、日立製作所もイギリスで高速鉄道の車両の製造などを繰り返し受注していて、市場の伸びが見込める海外で鉄道事業を拡大する動きが相次いでいます。
-- NHK NEWS WEB