今月22日からの大雪で首都高速道路で長時間にわたる立往生や多くの路線で通行止めが長期化するなど混乱が続いていることについて、首都高速道路会社の宮田年耕社長が記者会見し、対応に不備があったとして謝罪しました。
今月22日からの大雪の影響で、首都高速道路では、10時間以上の立往生が3か所で発生したほか、一時、総延長の7割以上にあたる230キロにわたって通行止めとなり、一部の路線では通行止めが丸3日以上たった現在も続いています。
首都高速道路会社の宮田社長は25日午後5時半から国土交通省で記者会見し、「対応の不備で皆様に大変ご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」と述べ、謝罪しました。
そのうえで、中央環状線の山手トンネルで長時間の立往生が発生したことについては、通行止めの判断が遅かったことや、事態の把握が1時間以上遅れたこと、それに、適切な誘導を行わなかったことなど、対応に複数の問題があったという認識を示しました。
また、通行止めの解除に時間がかかっている原因については、短時間で雪が積もり融雪剤などが十分に使えなかったうえ、夜間、気温が下がり路面が凍結したため、雪を溶かしきれなかったとしています。
そのうえで、宮田社長は、通行止めの判断基準や除雪の方法を見直すことや、監視カメラや監視員を増やすなどの再発防止策を検討し、2週間程度でまとめたいという考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB