成人の日に横浜市にある晴れ着の販売などを行う会社「はれのひ」と契約した振り袖が届かなかった問題で、この会社の破産手続きの開始が決定したことから、26日夜、横浜市内で会見を開くことが決まりました。負債総額は、およそ6億3500万円と見られ、連絡が取れなくなっていた社長も出席する予定で、これまでの経緯についてどのように説明するのか注目されます。
横浜市中区に本社がある晴れ着の販売などを行う会社「はれのひ」が突如、休業し、成人の日の今月8日、新成人が事前に購入したりレンタルしたりした振り袖が着付け会場に届かず、晴れ着を着られない新成人が相次ぎました。
この問題で、横浜地方裁判所から破産手続きの開始が決定したことから、説明する会見を午後7時から横浜市内で開くことが決まりました。
会見には連絡が取れなくなっていた「はれのひ」の篠崎洋一郎社長も出席する予定だということです。
会社側によりますと、負債総額はおよそ6億3500万円で、債権者の数は1600人に上るとしています。
また、振り袖については26日の時点で仮縫いしているものを含めて1200着が保管されているということです。
被害を訴える新成人や保護者などからは、店舗が休業したため、社長や店舗の担当者と連絡が取れなくなり、支払った代金や預けていた晴れ着が返却されるのかなど不安の声が上がっていたほか、取引先の一部では「はれのひ」からの支払いが滞る状況になっています。
社長がトラブルのいきさつについてどのように説明するのか注目されます。
-- NHK NEWS WEB