全国の主な外食チェーンの去年1年間の売り上げは、大手ハンバーガーチェーンやファミリーレストランの販売が伸びたことから、前の年を3.1%上回り、3年連続で増加しました。
外食企業の業界団体「日本フードサービス協会」のまとめによりますと、主な外食チェーンの去年の1年間の売り上げは、前の年を3.1%上回り、3年連続で増加しました。
このうち、ファストフードは、大手ハンバーガーチェーンの「日本マクドナルド」が販売を回復させていることや、うどんなどのチェーンも客数を伸ばしたことなどから、売り上げが4.6%増加しました。
ファミリーレストランは、人手不足により一部で営業時間を短縮する動きもありましたが、ステーキ店などが好調で、売り上げが1.5%増えたほか、より価格帯が高い「ディナーレストラン」も4.5%増加しました。
一方、居酒屋は、ファストフードなどでのいわゆる「ちょい飲み」に需要を奪われた形で、1.9%の減少となりました。
日本フードサービス協会は「人件費や原材料費の上昇で、メニューを値上げする動きも出ているが、消費の落ち込みにはつながっておらず、むしろ比較的単価の高いメニューが好調になるなど、堅調に推移している」と話しています。
-- NHK NEWS WEB