横浜市にある晴れ着の販売などを行う会社「はれのひ」は、新成人らが購入した分の振り袖については返還する意向を示していますが、すべて戻るかどうかは不透明で、レンタル代金も含めて返還が実現するかどうか注目されます。
横浜市中区に本社がある晴れ着の販売などを行う会社「はれのひ」の篠崎洋一郎社長は26日夜の会見で「一生の成人式を台なしにしてしまい、すべて私に責任がある。どんなに謝っても取り返しがつかない」と陳謝しました。
会社側の調査で負債額はおよそ6億3500万円で、債権者は1600人に上りますが、今回の問題を含むと最終的な負債額はさらに増え、10億円を超える可能性があるとしています。
会社に保管されている振り袖1200着については、破産管財人と相談し新成人らが購入した分についてはできるかぎり返還したいと説明しましたが、その中には購入分とともにレンタル用の分も含まれているため、全員に返還されるかどうか不透明だということです。
さらにすでに支払われた振り袖のレンタル代金については破産手続きが開始するため、返還できるかどうかわからないとしています。
今後、裁判所から選任された破産管財人が会社に残った財産を詳しく調べることにしていて、振り袖やレンタル代金などの返還が実現するかどうかが注目されます。
-- NHK NEWS WEB