成人の日を前に突然、営業を取りやめた横浜市の「はれのひ」が経営破綻したことを受けて、29日から破産管財人による電話相談が始まり、契約をした人などから、振り袖や代金は返却されるのかといった相談が相次いでいます。
晴れ着の販売などを行っていた横浜市の「はれのひ」が、ことしの成人の日を前に突然休業し、晴れ着を着られない新成人が相次いだ問題で、今月26日、破産手続きの開始が決定され、篠崎洋一郎社長が会見で陳謝しました。
これを受けて、「はれのひ」の財産を管理する破産管財人の弁護士らが、29日から電話相談の受け付けを始め、契約をした人などから「振り袖はいつ返却されるのか」、「レンタルした着物は手に入らないのか」といった相談が相次いでいます。
会社には契約済みの振り袖がおよそ1000着残っていて、購入代金を全額払った人には29日以降発送する一方で、分割払いで一部未払いの人やレンタル契約の人は対象になっていないということです。
会社の負債額は最終的に10億円を超える可能性があると見られ、破産管財人は、残っている財産が少ないため、債権者に配当できる可能性は低いとしています。
(債権者からの相談窓口の番号)
044−544−8558
044−544−8566
044−544−8570
044−544−8586
祝日を除く月曜から金曜の午前10時から午後4時まで受け付けます。
-- NHK NEWS WEB