噴火が発生した群馬県の草津白根山のスキー場の運営について、草津町はスキーヤーの安全を確保するため噴火のあと営業を休止している山頂付近のゲレンデを閉鎖し、規模を縮小してスキー場の存続を図る方向で関係者と調整を進めていく方針を固めました。
これは草津町の黒岩信忠町長が30日、NHKの取材に答えたものです。
今回の噴火を受けて地元の草津町などは火口からおおむね2キロの範囲への立ち入りを規制し、スキー場では4つあるゲレンデのうち山頂付近の1つのゲレンデやロープウエーの営業を休止しています。
これについて黒岩町長は「あれだけの災害に見舞われた山頂付近のエリアの営業を再開して客の安全を担保するのは不可能に近い」と述べ、スキーヤーの安全を確保するため山頂付近のゲレンデを閉鎖する考えを示しました。
そのうえで、現在も営業を続けている3つのゲレンデに規模を縮小してスキー場の存続を図る方向で運営する会社などと調整を進めていく方針を明らかにしました。
-- NHK NEWS WEB