東京・港区にあるベルギービールの専門店では、「NEM」をはじめとしてビットコインなど複数の仮想通貨を代金の支払いに利用でき、29日、仮想通貨を持つ人たちのグループが訪れていました。
支払いはスマートフォンのアプリを通じて行われ、利用客がスマホでQRコードを読み込むと、日本円での請求額に相当する仮想通貨で決済される仕組みです。
今回の流出問題について、コインチェックでNEMを取り引きしていたという20代の会社員の女性は「自分が預けていた分は流出していなかったが、コインチェックがセキュリティのリスクを低くすることを考えていれば、流出しなかったと思うので改善が必要だと思う」と話していました。
また、NEM以外の仮想通貨を持っているという自営業の30代の男性は「流出の金額が大きくて驚きました。コインチェックはセキュリティに対する優先順位を上げるべきだと思う一方で、成熟していない業界なので利用者自身も通貨の安全な管理について考える必要がある」と話していました。
-- NHK NEWS WEB