世界4位の中国のスマートフォンメーカー「OPPO」(オッポ)が日本市場に参入することになりました。いわゆる「自撮り」の機能に強みを持つ端末で急速にシェアを伸ばした大手の参入により、中国メーカーの存在感が一段と高まりそうです。
中国南部の広東省に本社があるスマートフォンメーカーのOPPOは31日、都内で記者会見を開き、来月9日から日本国内でスマートフォンの販売に乗り出すと発表しました。
OPPOは、調査会社のIDCによりますと、世界のスマートフォン市場で韓国のサムスン電子、アメリカのアップルなどに次ぐ4位のメーカーで、いわゆる「自撮り」の機能に強みを持つ端末により、特に中国で急速にシェアを伸ばしました。
日本で販売する端末も自撮り用に2000万画素の高性能のカメラを搭載し、撮影した写真に「美顔効果」と呼ぶ加工をすることができるのが特徴です。
主に格安スマホ向けにどの通信会社でも使うことができるSIMフリーの端末として家電量販店で発売する予定です。
記者会見でOPPOJapanの※トウ宇辰代表は「日本の消費者が求める品質は高いので、日本市場で受け入れられることでブランドイメージを向上させ、iPhoneに対抗したい」と述べました。
日本ではKDDIのブランド「au」が、世界シェア3位の中国メーカー「ファーウェイ」の端末の販売を今月から始め、OPPOの参入で中国メーカーの存在感が一段と高まりそうです。
※トウは「登」におおざと
-- NHK NEWS WEB