インドネシアのバリ島での不動産投資などの名目で、国内の投資家から無許可で不正に資金を集めたとして、千葉地方検察庁などが、バリを拠点とする会社の関係先などを出資法違反の疑いで一斉に捜索しました。
捜索を受けたのは、インドネシアのバリ島を拠点にしている「アスナグループ」の都内や福岡県内などの関係先です。
捜査関係者によりますと、この会社は、平成27年9月までのおよそ2年半の間、バリ島での不動産投資などの名目で千葉県などに住む複数の投資家から無許可で不正に資金を集めたとして、出資法違反の疑いが持たれています。
これまでの調べで、この会社の日本人の役員らは、出資を募る際に元本保証や10%の利息が得られるなどと持ちかけ、少なくとも数億円を集めていたと見られるということです。
「配当が受けられない」「解約した元本が戻ってこない」などと、複数の相談が捜査当局に寄せられていたということです。
千葉地方検察庁特別刑事部などは、捜索で押収した資料を分析し、資金集めの実態解明を進めることにしています。
-- NHK NEWS WEB