アメリカ議会で行われたトランプ大統領の一般教書演説に対して、野党・民主党は、名門ケネディ家の一族で若手のホープとされるジョセフ・ケネディ3世下院議員が反対演説を行いました。
ケネディ下院議員は、ケネディ元大統領の弟、ロバート・ケネディ元司法長官の孫で、37才の民主党若手のホープです。
演説でケネディ議員はトランプ大統領がみずからの成果と主張したアメリカ経済について「株価は高値を更新し、企業の利益は上昇しているが、一方で労働者はその恩恵を受けていない」と指摘しました。
また「ロシアがわれわれの民主主義に介入している。環境保護については全面戦争だ。さらに、憎悪と白人至上主義がまかり通っている」と述べ、トランプ政権下での風潮を批判しました。
さらにケネディ議員は、スペイン語も交えて移民政策に寛容な立場を説明したほか「民主党は一方の人たちだけでなく全員のために闘う」と述べて、国の分断を一層深めていると言われるトランプ政権との違いをアピールしました。
-- NHK NEWS WEB