大手電機メーカーのパナソニックは、調理用ミキサーの金属製の部品が破損し、調理したものに混入するおそれがあるとして、97万台余りの部品を無料で交換すると発表しました。
発表によりますと、対象となるのはパナソニックが平成21年1月から28年1月にかけて製造し、国内で販売した「MXーX」というシリーズのミキサー97万277台です。
パナソニックによりますと、平成26年11月、三重県の介護施設で流動食の調理時に金属片が混入し、食べた人が口の中を切ったほか、去年9月にも神奈川県でミキサーで作ったジュースを飲んだ女性が金属片で口の中を切ったとということです。
さらに会社側の調査で、破損した金属製部品が口に入った事例がほかにも10件判明したということです。
振動を防止するためにカッター付近に取り付けている金属製の部品の曲がり具合が、従来の製品より鋭くなっていることで圧力が集中し、疲労を起こしたのが破損の原因だということです。
パナソニックは対象のミキサーについて部品を無料で交換するとし、毎日午前9時から午後9時まで、電話番号0120ー870ー329で受け付けています。
-- NHK NEWS WEB