先週の大雪で一時、滑走路が閉鎖されて200便近くが欠航した成田空港では、除雪車の整備をすでに終え、大雪に備えています。
成田空港では、先月22日から翌日にかけて降った雪の影響で、2本の滑走路が3時間半にわたって閉鎖され、合わせて187便が欠航して9000人余りがターミナル内で一夜を明かしました。
2日の昼すぎにかけて再び雪の予想となっていることから、滑走路近くの車庫には、すでに整備を終えた除雪車27台が並び、いつでも作業に当たれる態勢を整えています。
成田空港会社によりますと、先月22日には、水分を多く含んだ重い雪が積もったため、除雪に時間がかかったということで、今回は作業開始のタイミングなどについて検討を進めています。また、ダイヤが大きく乱れた場合は、深夜対応に当たる社員を配置し、東京駅までの無料の臨時バスを手配するほか、ターミナル内で過ごす人たちには軽食や寝袋の配布も行う予定です。
成田空港会社の加藤賢一マネージャーは、「いざというときは迅速な作業を行えるよう最善を尽くしたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB