1日午後、大阪・生野区の歩道で、聴覚支援学校に通う3人の子どもと教員の合わせて5人が突っ込んできたショベルカーにはねられ、11歳の女の子が死亡しました。ショベルカーを運転していた建設会社の従業員は過失運転傷害の疑いで逮捕され、調べに対し「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」と供述しているということで、警察が詳しい状況を調べています。
1日午後4時前、大阪・生野区桃谷の交差点でショベルカーが歩道に突っ込み、信号待ちをしていた5人をはねました。
警察などによりますと、はねられたのはいずれも大阪府立生野聴覚支援学校に通う小学部5年の児童3人と40代の教員2人で、5人は病院に運ばれましたが、豊中市に住む井出安優香さん(11)が死亡しました。
ほかの4人は頭や足などに重軽傷を負いましたが、命に別状はないということです。
警察は、ショベルカーを運転していた大阪・阿倍野区の建設会社の従業員、佐野拓哉容疑者(35)を過失運転傷害の疑いでその場で逮捕しました。
調べに対し「交差点の手前で信号が赤になったのでブレーキを踏もうとしたら、間違えてアクセルを踏んでしまった」と供述しているということで、警察が詳しい状況を調べています。
現場はJRと近鉄が乗り入れる鶴橋駅から500メートルほど離れた聴覚支援学校の近くで、子どもたちは下校途中だったということです。
-- NHK NEWS WEB