仮想通貨の大手取引所「コインチェック」から580億円相当の仮想通貨「NEM」が流出した問題で、警視庁が会社側からサーバーの通信記録の提供を受けたことがわかりました。警視庁は今後解析を進め、外部からの不正なアクセスについて発信元の特定などの捜査を本格化することにしています。
仮想通貨の大手取引所「コインチェック」から「NEM」と呼ばれる仮想通貨およそ580億円分が流出し、警視庁は「コインチェック」の担当者から話を聞くなど捜査を進めています。
警視庁によりますと、会社から仮想通貨の取り引きに使っているサーバーの通信記録の提供を受けたということです。
これまでの調べなどで「NEM」の流出は先月26日の午前0時すぎから始まり、午前8時半ごろまで11回にわたって続きましたが、大半は0時すぎの5分間に流出していたということです。
また、その後「NEM」がインターネット上の複数の口座に分散したことも確認されています。
警視庁はサーバーの通信記録の解析を進め、外部からの不正なアクセスについて、発信元の特定などの捜査を本格化することにしています。
-- NHK NEWS WEB