東京電力は、1日夕方からは首都圏などで冷え込みや降雪が予想されているため暖房向けの需要が増えて、電力需給がやや厳しくなる見通しだとして、家庭や企業に無理のない範囲で節電への協力を呼びかけています。
東京電力によりますと、1日の電力需要のピークが見込まれる午後5時から6時までの時間帯は5088万キロワットの供給力に対して、需要は4792万キロワットで、いわゆる「使用率」は94%となって、電力の需給状況がやや厳しくなるとしています。
東京電力では、先月31日夜から茨城県の火力発電所の一部がトラブルで停止して供給力が低下しましたが、1日午後、トラブルは復旧し、供給力は回復するということです。
一方で、首都圏などでは1日夕方から気温が下がり、2日の朝にかけては雪が積もるおそれもあるため、今後、電力の需給状況が厳しくなる可能性があるとして東京電力は1日夕方以降は、家庭や企業に無理のない範囲で節電への協力を呼びかけています。
東京電力の管内では、先週も、電力の需給状況が厳しい状況が続き、ほかの会社から、異例の4日連続となる電力の融通を受けて供給力を確保しています。
-- NHK NEWS WEB