アメリカのIT企業のアップル、アマゾン・ドット・コム、それにグーグルを傘下に持つ持ち株会社は、去年12月までの3か月間の決算を発表し、スマートフォンの販売や広告事業などの拡大を受けて、いずれも売り上げが過去最高となりました。
アップルが1日に発表した去年10月から12月までの決算によりますと、売り上げは882億9300万ドル(およそ9兆6000億円)となり、前の年の同じ時期と比べて13%増えて、3か月間の決算としては過去最高となりました。
地域別に見ると、日本で26%増えるなど、すべての地域で2桁の増加となりました。また、最終的な利益は200億6500万ドル(およそ2兆2000億円)となり、前の年の同じ時期を12%上回って、やはり過去最高を記録しました。
この3か月間に販売された主力のスマートフォンのiPhoneは7731万台で、前の年の同じ時期の実績を1%下回りましたが、価格が10万円を超えるiPhoneXに支えられて平均の販売価格は上昇したということです。
一方、ネット通販大手のアマゾン・ドット・コムと、グーグルを傘下に持つ持ち株会社のアルファベットも同じ期間の決算を発表し、広告事業やインターネット経由でデータの保存などを行うクラウドサービス事業などが好調だったとして、売り上げは過去最高でした。
最終的な損益は、大幅な増益となったアマゾンに対して、アルファベットは、アメリカの税制改正の影響で赤字に転落しましたが、この影響を除けば黒字だったということで、各社とも力強い内容だったと評価しています。
-- NHK NEWS WEB