大阪・生野区にある聴覚支援学校の近くの歩道にショベルカーが突っ込み下校中の11歳の女の子が死亡した事故で、ショベルカーは工事で出たくずをダンプカーに積み込む作業中に何らかの原因で子どもたちの列に突っ込んだと見られることが警察への取材でわかりました。
1日の夕方、大阪府立生野聴覚支援学校近くでショベルカーが歩道に突っ込んだ事故では、小学部5年で豊中市に住む井出安優香さん(11)が死亡しほか、の児童や教員合わせて4人が腰の骨を折るなどの重軽傷を負いました。
この事故ではショベルカーを運転していた大阪・西成区にある建設会社の社員、佐野拓哉容疑者(35)が逮捕されていて、警察は2日午後、業務上過失致死傷の疑いでこの建設会社を捜索しました。
現場の防犯カメラの映像にはショベルカーが歩道に突っ込む様子が映っていましたが、当時は児童たちの近くに止まっていたダンプカーに道路工事で出たくずを積み込む作業をしていたことが警察への取材でわかりました。
警察によりますと、佐野容疑者は「赤信号で止まろうとしてブレーキとアクセルを踏み間違えた」と供述しているということです。
警察は、作業中に何らかの原因で子どもたちの列に突っ込んだと見て詳しい状況を調べています。
-- NHK NEWS WEB