東京23区などで積雪が予想されているため、東京電力は、2日は暖房用の需要が増えて電力の需給状況が厳しくなる見通しだとして、ほかの電力会社から融通を受けて供給力を確保するとともに、家庭や企業には無理のない範囲での節電を呼びかけています。
東京電力は、2日は暖房用の電力需要が増加し、ピークが見込まれる午前9時から10時までの時間帯は管内の供給力だけでは需給状況が非常に厳しくなるとしています。
このため東京電力は1日、ほかの電力会社4社から過去最大規模となる最大263万キロワットの電力の融通を受け、ピーク時に備えて、水をくみ上げて発電する揚水発電に回すなど供給力の確保を進めています。
東京電力は2日も引き続きほかの電力会社から融通を受けることにしていて、ピークの時間帯には5299万キロワットの供給力を確保して、供給力に対する需要の割合を示す「使用率」は96%程度になるとしています。
ただ電力需給は厳しい状況だとして、東京電力は家庭や企業に無理のない範囲での節電を呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB