仮想通貨の大手取引所、コインチェックから大量の仮想通貨が流出して2日で1週間です。利用者からは、自分の被害の状況や今後の補償について会社側から詳しい説明がないことへの不安の声が上がっています。
都内に住む会社員の高柳慎也さんはコインチェックに10万円相当の仮想通貨「NEM」を預けていましたが、今もアプリ上では以前と同じ残高が表示され、自分の被害額がどの程度なのかわからないほか、いつ、どのように補償されるのかについても会社から具体的な説明はないということです。
さらに、コインチェックに預けていたNEM以外の仮想通貨をほかの取引所に移す手続きを取ったところ、コインチェックのアプリでは残高がなくなったものの、送り先の取引所には届いていないということです。
高柳さんは「自分のNEMが本当にあるのか正直わからず、いつ頃どういう形で返してもらえるのか知りたい。今後のためにも何が起こったかやどういう対策を講じるのかを知りたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB