高い経済成長が続く東南アジアの内陸国ラオスで、日本の文化や企業を紹介する催しが始まり、ラオスでの販路開拓を目指す日本企業が商品の売り込みを図りました。
「ジャパンフェスティバル」と題したこの催しは、ラオスの日本大使館などが開いたもので、2日夜、首都ビエンチャンで行われた開会式では、日本大使館の引原毅大使が「百聞は一見にしかずといいますので、この機会に日本を楽しんでください」と呼びかけました。
会場では、ラオスでの販路開拓を目指す日本企業、合わせて33社がブースを出し、それぞれの商品を売り込みました。
このうち、ラオスでは珍しい梅酒を持ち込んだ和歌山県の企業のブースには、多くの人が試飲に集まり、担当者は「ラオスでも販売できると手応えを感じた」と話していました。
東南アジア唯一の内陸国のラオスは、陸続きの中国から巨額のインフラ投資が相次ぐなどして年間7%程度の高い経済成長を維持しており、日本からも137社が進出しています。
会場の飲食コーナーで日本のラーメンを食べた女性は「日本のような雰囲気を体験するのは初めてで、楽しいです」と話していました。この催しは4日まで行われ、期間中、合わせて2万人の来場が見込まれています。
-- NHK NEWS WEB