5日のアジアの株式市場は、先週末のニューヨーク市場でダウ平均株価が大幅に下落したことを受けて、金融市場の先行きへの警戒感から、台湾やシンガポールなど各地の市場で株価が下落しました。
5日のアジアの株式市場は、先週末にニューヨーク市場でダウ平均株価が600ドル以上値下がりしたことを受けて、投資家の間で金融市場の先行きへの警戒感が広がり、各地の市場の株価指数は軒並み下落しました。
代表的な株価指数の終値は、先週末と比べて、台湾でおよそ1.6%、シンガポールと韓国でおよそ1.3%、香港でおよそ1%、いずれも下落しました。また、オーストラリアでもおよそ1.7%の値下がりとなりました。
去年からことしにかけて、アジアの主な株式市場は、堅調な世界経済に後押しされて好調に推移してきましたが、アメリカの株価急落の影響がアジア市場にも波及しました。
市場関係者は「取り引き開始以降、香港や台湾では2%を超える下落となったが、アジア経済は比較的、堅調で、外貨準備など資金流出への備えも進んでいるとして値下がり幅は縮まった。投資家はこのあと取り引きが始まる週明けのアメリカ市場の動向を見極めようとしている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB