現在の「パナソニック」が社名を変更する前のかつての「松下電器産業」で社長や会長を務め、バブル崩壊後の経営基盤の強化に尽力した森下洋一氏が、肝不全のため、今月18日亡くなりました。82歳でした。
森下氏は兵庫県出身で、昭和32年に当時の「松下電器産業」に入社し、常務や専務などを経て、平成5年に社長に就任しました。
そして、平成7年にバブル期に巨額の費用を投じて買収したものの収益に貢献していなかったアメリカの映画会社「MCA」の株式の80%を売却したほか、DVDや携帯電話などの4つの事業に重点を置き、経営基盤の強化に尽力しました。
平成12年に会長に就任し、平成24年からはパナソニックの特別顧問を務めていました。
森下氏は、今月18日大阪府内の病院で、肝不全のため82歳で亡くなりました。通夜と告別式は、すでに近親者のみで行われたということです。
-- NHK NEWS WEB