株価が大幅に値下がりしている影響で、ビットコインをはじめとする仮想通貨全体の時価総額も大きく減少しています。
仮想通貨の情報サイト、「コインマーケットキャップ」によりますと、ビットコインをはじめとする仮想通貨全体の時価総額は、6日午前中、32兆円台まで減り、4日と比べて30%以上、減少しました。
過去最大だった先月上旬のおよそ92兆円と比べると、3分の1近くまで減少しています。
このうち代表格のビットコインは、国内の大手取引所での価格が1ビットコイン当たり60万円台まで値下がりし、去年11月以来、3か月ぶりの水準になりました。
専門家は「株価の下落により仮想通貨の購入に充てる資金を失った投資家が多いことや、リスクを避けようとする投資家の心理が仮想通貨の相場にも影響している。もともと各国の規制強化や取引所のセキュリティーの問題で仮想通貨の相場が下落傾向だったところに株価の下落が追い打ちをかけ、主な仮想通貨は、ほぼすべて値下がりしている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB