株価の大幅な下落が続いている東京株式市場は、午後に入っても全面安の展開が続いて売り注文が相次ぎ、日経平均株価は、1500円以上値下がりしました。
6日の東京株式市場は、5日のニューヨーク市場でダウ平均株価が一時、1500ドル以上値下がりし、取引時間中として過去最大の下げ幅を記録するなど歴史的な急落となったことを受けて取り引き開始直後から全面安の展開が続いています。
株式市場では午後に入っても売り注文が相次ぎ日経平均株価は、1500円以上値下がりしました。東京市場では、おととし6月、イギリスの国民投票でEU=ヨーロッパ連合からの離脱が優勢と伝えられたことを機に取り引き時間中に1374円余り下落しましたが、今回の下げ幅はこれを大きく上回りました。
市場関係者は、「ニューヨーク市場に端を発した株価の急落は、上海やシンガポールなどアジア各地の株価にも波及していて、投資家の間では、不安心理の高まりから午後に入っても売りが売りを呼ぶ展開となっている。外国為替市場で1円以上、円高ドル安が進んでいることも幅広い銘柄で株を手放す動きにつながっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB