日銀の黒田総裁は衆議院予算委員会で、「株価の動きについて具体的にコメントすることは差し控えたい。そのうえで、株価は短期的にはいろいろな要素で動く。このところのわが国の株価の下落は、市場では、アメリカなどの株価の下落に引きずられた動きであるというふうに見られているようだ」と述べました。
そして黒田総裁は「わが国を含め、アメリカもヨーロッパも実体経済は非常に良好で、それを背景に企業収益も業種の広がりを伴いつつ改善している。また、先行きも、増益基調と言われている。株価のベースになる企業収益の動向、経済の基礎的な条件=ファンダメンタルズという点では、内外ともにしっかりしていると思うが、十分注視していきたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB