6日のヨーロッパの株式市場は、5日のニューヨーク市場での株価の急落を受けて全面安の展開となり、ロンドンやドイツのフランクフルトなど主な市場で一時、3%を超える下落となりましたが、その後は買い戻しの動きが出て下げ幅は縮小して取り引きが行われています。
ヨーロッパの主な株式市場は、日本時間の午後5時に6日の取り引きが始まりました。
各国の株価は、5日のニューヨーク市場でダウ平均株価が過去最大の値下がりとなったことを受けて全面安の展開になり、ロンドンやドイツのフランクフルトなど主な市場の株価指数は、取り引き開始直後に前日の終値と比べて3%を超える下落となりました。
その後は、値下がりした銘柄を買い戻す動きが出て下げ幅は縮小し、日本時間の午後10時半現在では、パリ市場でおよそ2.8%、ドイツのフランクフルト市場でおよそ2.4%、ロンドン市場でおよそ2%の値下がりとなっています。
市場関係者は「アメリカの金利上昇をきっかけに急激なインフレが起こることへの警戒感が強まっている。ヨーロッパの経済状況は悪くないものの、投資家の間で心理面の動揺が大きくなっていることが、株価の値下がりにつながっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB