東京・品川区の土地の関係者になりすまし、偽造した印鑑証明書などを使って不正に登記しようとしたとして5人が逮捕されました。5人は、地面師と呼ばれる詐欺グループと見られ、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
逮捕されたのは、職業不詳の安藤一宏容疑者(59)や会社役員の宮田康徳容疑者(55)ら5人です。
警視庁によりますと、安藤容疑者らは平成25年、品川区西五反田にあるおよそ480平方メートルの土地の関係者になりすまし、偽造した印鑑証明書などを使って不正に登記しようとしたとして、偽造有印公文書行使などの疑いが持たれています。
都内の不動産会社にこの土地の購入を持ちかけ、およそ3億6000万円を受け取っていましたが、その後、書類は偽造されたもので、実際の所有者ではないことがわかったということです。
4人は他人の土地を勝手に売却して利益を得る、地面師と呼ばれる詐欺グループと見られ、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
警視庁は、捜査に支障があるとして4人が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。
-- NHK NEWS WEB