日本の体操界で初めてとなるプロ転向を決めた内村航平選手がスポーツ用品メーカーとスポンサー契約を結び、プロとしての第一歩を踏み出しました。
先月、日本の体操界では初めてプロ転向を表明した内村選手は21日午後、東京・港区で記者会見を行い、スポーツ用品メーカーのアシックスとスポンサー契約を結んだことを発表しました。
契約期間は2020年の東京オリンピックまでの4年間で、内村選手はユニフォームの提供や体操教室の開催のサポートなどを受けることになっています。
内村選手は会見で、「今まで以上に自由に練習時間を確保できるようになるので、競技力を向上させることはもちろん、プロとして体操を広めていきたいという思いがある」と話しました。
そのうえで、「競技に関しては今までもずっとプロ意識を持って取り組んでいたが、誰も踏み込んだことがない領域で、具体的に何をすべきか答えは見つかっていない。今のいちばんの目標は、東京オリンピックに出て結果を残すことだが、子どもたち向けの体操教室を開くなどして体操の普及にも取り組んでいきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB