6日株価が急落した東京株式市場は、7日は一時、日経平均株価の値上がり幅が700円を超えましたが、午後に入って急速に売り注文が広がって、結局6日の終値をわずかに上回る水準で一日の取引を終えました。
6日、日経平均株価の終値で1000円を超える急落となった東京株式市場は、6日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価が上昇したことから、7日の午前中は全面高の展開となり、一時700円以上値上がりしました。
しかし午後に入って、当面の利益を確保しようと値上がりした銘柄を売る動きが急速に広がって、結局日経平均株価は6日の終値をわずかに上回る水準で一日の取り引きを終えました。
日経平均株価、7日の終値は6日より35円13銭高い2万1645円37銭。
東証株価指数=トピックスは6.50上がって1749.91。
一日の出来高は23億3629万株でした。
市場関係者は「世界的な株安の連鎖はひとまず収まったという見方から午前中は幅広い銘柄に買い注文が広がった。ただ株安のきっかけとなったアメリカの長期金利が再び上昇していることから、投資家の警戒感は根強く、午後にかけて売り注文が広がった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB