仮想通貨の大手取引所「コインチェック」から580億円相当の仮想通貨が流出した問題で、警視庁が会社のシステムなどを調べたところ、流出の3日前と2日前に外部から不正なアクセスがあったことが捜査関係者への取材でわかりました。警視庁が流出までの詳しいいきさつを調べています。
仮想通貨の大手取引所「コインチェック」から「NEM」と呼ばれる仮想通貨およそ580億円分が流出し、警視庁は「コインチェック」の担当者から話を聞くとともに会社が使っているサーバーの通信記録などの提供を受け解析を進めています。
「NEM」の流出は先月26日の午前0時すぎから始まりましたが、流出の3日前と2日前に会社のシステムに外部から不正なアクセスがあったことが捜査関係者への取材でわかりました。
この時に仮想通貨を移動させるのに必要な「秘密鍵」と呼ばれるパスワードが、何らかの方法で盗まれた可能性もあるということです。
一方、不正なアクセスの発信元については、海外のサーバーを経由しているため、すぐに特定することは難しいということです。警視庁が流出までの詳しいいきさつをさらに調べています。
-- NHK NEWS WEB