中国の企業が、プロペラでドローンのように空中に浮かぶ機体の有人飛行に成功し、映像を公開しました。
映像を公開したのは中国のドローンメーカーです。映像では、ガラス張りの操縦席に男性が乗り込むと、機体の下に取り付けられた複数のプロペラの羽根が回り出し、垂直にふわりと浮かんで離陸しました。機体は、乗り込んだ男性が操縦し、中国南部、広州の町や畑の上空をなめらかに飛行していました。
このメーカーでは2年前(2016年)から1000回以上、試験飛行を重ね、最大時速100キロで23分間飛ぶことができるということです。
このメーカーは中東のUAE=アラブ首長国連邦のドバイと協力し、慢性的な渋滞を解消するため、「空飛ぶタクシー」として実用化を目指しているということです。
こうした、ドローンのように飛ぶ機体の実用化をめぐっては、トヨタ自動車などが出資する有志団体やヨーロッパの大手航空機メーカーエアバスなどが開発を進めています。
-- NHK NEWS WEB