アメリカの電気自動車メーカーのテスラは去年12月までの3か月間の決算を発表し、売り上げは大きく増えたものの、開発や生産に必要なコストが膨らみ、最終損益は過去最大の赤字となりました。
アメリカの電気自動車メーカーのテスラが7日発表した、去年10月から12月までの3か月間の決算によりますと、売り上げは、電気自動車の販売台数が伸びたことから32億8800万ドル(およそ3600億円)となり、前の年の同じ時期に比べて44%増えました。
一方、最終的な損益は、開発や生産に必要なコストが膨らみ、6億7535万ドル(およそ740億円)の赤字となりました。
テスラは、去年7月、ほかの車種の価格の半分以下に当たる3万5000ドル(およそ390万円)に設定した新型車の「モデル3」の納車を始めましたが、バッテリーの生産の遅れなどから計画どおり量産できていません。
新型車を量産できるのか疑問視する見方も出る中、前の日にロケットの打ち上げに成功したスペースXのトップでもあるイーロン・マスクCEOは電話による会見で「車の生産問題もきっと解決できる。時間の問題だ」と述べ強気の姿勢を崩しませんでした。
-- NHK NEWS WEB