20日のニューヨーク株式市場は、アメリカの長期金利が上昇したことなどを手がかりに買い注文が広がってダウ平均株価は最高値を更新し、大台の2万ドルまであとわずかに迫りました。
20日のニューヨーク株式市場は、アメリカの長期金利が上昇したことや、この日発表された投資銀行の決算が良かったことなどから金融関連の銘柄を中心に買い注文が広がりました。
このためダウ平均株価は、一時取り引き時間中の最高値となる1万9987ドルまで上昇し、大台の2万ドルまであとわずかに迫りました。
その後は当面の利益を確定するための売り注文も出ましたが、ダウ平均株価は、結局、前日より91ドル56セント高い1万9974ドル62セントで取り引きを終え終値でも最高値を更新しました。
市場関係者は、「トランプ次期大統領の政策への根強い期待感も株価を下支えしている。トルコで起きたロシア大使殺害事件などを受けて投資家の間では一時、リスクを避けようという動きもみられたが、実体経済への影響は限定的だという見方から警戒感がいくぶんやわらぎ、買い注文につながった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB