トヨタ、ホンダ、日産の大手自動車メーカー3社は今年度の最終利益がいずれも過去最高を更新する見通しとなりました。アメリカのトランプ政権が行う法人税の大幅な減税が利益を押し上げた形となり、減税による3社の利益の総額は8400億円余りに上る見込みです。
大手自動車メーカー3社は8日までに今年度の決算の見通しを発表し、最終利益は、トヨタ自動車が2兆4000億円、ホンダが1兆円、日産自動車が7050億円と、それぞれ過去最高を更新する見通しとなりました。
いずれも、アメリカのトランプ政権が行う法人税の大幅な減税が利益を押し上げた形となり、減税による利益は、ホンダが3461億円、トヨタが2919億円、日産が2076億円と3社、合わせて8456億円に上る見込みです。
今回の減税は、アメリカに拠点がある企業の法人税率を35%から21%に引き下げるものですが、将来、支払うつもりだった税金が減る分を今年度の決算に反映させたもので、各社とも効果は一時的だとしています。
主力のアメリカ市場では各社とも販売が伸び悩んでおり、本業での利益をどう拡大していくかが課題となっています。
-- NHK NEWS WEB