福井県内では住宅地での除雪が追いつかなかったり食料品が不足したりするなど暮らしへの影響が続いています。
記録的な大雪のため福井市の積雪は、9日午前1時で1メートル29センチと平年の20センチの6倍を超えていて市民生活に大きな影響が出ています。
国土交通省や福井県などから委託を受けた建設業者が除雪作業を急ピッチで進めていますが、住宅や道路には大量の雪が積もったままのところもあり、買い物や病院に行けないという声が出ています。
物流も大きな影響を受けていて、特に県北部のスーパーでは商品が届かず食料品が品薄となっています。
また、福井県が7日、県北部の71のガソリンスタンドで行った調査ではほぼ半数のスタンドが「ガソリンや灯油が底をつきそうだ」などと回答しました。
このため、福井県では、石油卸売会社に依頼しガソリンを備蓄する「油槽所」から福井市やあわら市などの7つのガソリンスタンドに給油車で供給する支援を8日行いました。
-- NHK NEWS WEB