9日の中国 上海の株式市場は、ニューヨーク市場や東京市場での株価急落を受けて、先行きへの警戒感が強まり、代表的な指数が取り引き時間中に一時、6%を超えて大きく下落し、終値でも4日連続で値下がりしました。
9日の上海の株式市場は、8日のニューヨーク市場でダウ平均株価が再び1000ドル以上の大幅な値下がりとなったことや、東京市場で日経平均株価が下落したことを受けて、投資家の間で先行きへの警戒感が一段と強まりました。
このため値上がりしていた金融関連や鉄鋼など素材関連の株式を中心に売り注文が出され、代表的な指数の「総合指数」は一時、最大で6.1%余り値下がりしました。取り引き時間中の下げ幅が6%を超えるのは2年ぶりです。
その後、値下がりした株式を買い戻す動きもあったものの、終値は前日をおよそ4%下回り、4日連続の値下がりとなりました。
終値が前の日を4%以上、下回るのも2年ぶりのことです。
市場関係者は「海外市場の急落で個人投資家を中心に売り注文が相次いだ。中国は来週、旧正月の春節の休暇に入るため今後、大きく買い戻す動きが出るとは考えにくく、海外市場の動向を見ながら不安定な値動きが続きそうだ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB