おととし、甲府市の住宅で不動産会社の役員の男性が襲われて死亡した事件で、現場に残されていた髪の毛などのDNAの型が、強盗致死などの疑いで逮捕された24歳の男2人のものと一致していたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
この事件は、おととし8月、甲府市朝気の住宅で不動産会社役員、若宮利雄さん(当時73)が襲われて死亡したもので、神奈川県厚木市の武井北斗容疑者(24)と、山梨県甲斐市の金丸拓人容疑者(24)が、若宮さんに暴行を加えて死亡させたとして、強盗致死などの疑いで10日、逮捕されました。
警察は、現場の遺留物のDNA鑑定を行い捜査を進めてきましたが、現場に残されていた髪の毛などのDNAの型が逮捕された2人のものと一致していたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
2人は強盗目的で家に押し入り若宮さんの腹部を中心に殴る蹴るなどの激しい暴行を加えたとみられていますが、髪の毛などはこうした激しい暴行の中で現場に落ちたものとみられています。逮捕された2人と若宮さんとの関係性は今のところ分かっておらず、警察は事件の動機や詳しいいきさつなどを調べています。
-- NHK NEWS WEB