記録的な大雪で、福井県内のスーパーマーケットでは、配送手段が確保しづらいことから品薄の状態が依然、続いています。
このうち、福井市大宮のスーパーマーケットでは、野菜などの生鮮食品だけでなく、保存がきくカップめんのコーナーなどでも商品が並んでいない棚が目立っています。
11日は午後になって食パンが入荷しましたが、多くの人が一度に何袋も買い求め、すぐに売り切れていました。
80代の主婦は「やっと買うことができました。早くふだんの状態に戻ってほしい」と話していました。
店によりますと、交通の乱れも徐々に収まり、福井市内の配送センターに商品は届いていますが、雪の影響で運送会社の運転手が出勤できず、配送のトラックが不足しているということです。
また、一般道路の路面状況が悪く配送を断られることもあって、1日に入荷する商品の量は通常の5分の1程度にとどまっているということで、これからの天候しだいでは品薄状態が長引くおそれもあるということです。
吉田龍司副店長は「お客さんからは商品があるかどうかの問い合わせがひっきりなしにありますが、要望に応えられず心苦しい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB