おととし甲府市の住宅で会社役員が襲われて死亡し男2人が逮捕された事件で、現場に残された足跡が、同じ年、長野県内の畑で遺体で見つかった男性の勤務先に残されていた足跡と特徴がよく似ていることが捜査関係者への取材でわかりました。勤務先は何者かに荒らされ逃走する2人組が目撃されていて、山梨・長野両県警は、2つの事件に関連がないか捜査することにしています。
おととし8月、甲府市朝気の住宅で不動産会社役員、若宮利雄さん(当時73)が襲われて死亡した事件で、神奈川県厚木市の武井北斗容疑者(24)と山梨県甲斐市の金丸拓人容疑者(24)が強盗致死などの疑いで逮捕されました。
これまでの調べで、若宮さんの住宅に押し入った2人のものとみられる足跡が残されていましたが、それと特徴がよく似た足跡が、おととし11月、長野県南牧村の畑で遺体で見つかった山梨県甲州市の齊藤弥生さん(36)の勤務先に残されていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
勤務先は貴金属買い取り店で、この店では齊藤さんの遺体が発見された日の未明に、店内が荒らされ、その後、逃走する2人組が目撃されています。山梨・長野両県警は、2つの事件に関連がないか捜査することにしています。
-- NHK NEWS WEB