週明け12日のニューヨーク株式市場は、割安になった銘柄を買い戻す動きが広がり、ダウ平均株価は前の週の終値より400ドル以上値上がりして取り引きを終えました。
12日のニューヨーク株式市場は、先週に大きく値下がりした銘柄が割安になったとして、取引開始直後から買い戻す動きが広がり、ダウ平均株価は一時、9日の終値より500ドル以上値上がりしました。
その後は値上がりした株を売る動きも出て、ダウ平均株価は9日より410ドル37セント高い、2万4601ドル27セントで取り引きを終えました。
市場関係者は「トランプ大統領が防衛費の増額やインフラ整備の強化などを盛り込んだ来年度の予算教書を発表し、財政赤字が100兆円を超える規模に拡大することが明らかになったが、市場では折り込み済みの内容で長期金利はこれまでのところ上昇していない。今週はアメリカの消費者物価指数など注目の統計が発表されるため、見極めようという投資家が多い」と話しています。
-- NHK NEWS WEB