横浜市の郵便局の元部長が、ダイレクトメールの発送料金を不正に安くした見返りに発送代行会社の元取締役から飲食などの接待を受けたとして、神奈川県警が収賄や贈賄などの疑いで逮捕状を取ったことが、捜査関係者への取材でわかりました。警察は、今後、取り調べを進め、容疑が固まりしだい逮捕する方針です。
逮捕状が出たのは、横浜市青葉区の青葉郵便局の50代の元郵便部長と、東京・銀座にあるダイレクトメールの発送代行会社の40代の元取締役、それに20代の元社員です。
捜査関係者によりますと、元部長は、去年、発送代行会社から持ち込まれたダイレクトメールの検査をせず、実際より少ない数にして、発送料金を不正に安くした見返りに、元取締役から繰り返し飲食などの接待を受けたとして、加重収賄などの疑いが持たれています。
元部長は、この会社の業務の担当をみずから引き受けていたということです。
また、発送代行会社の元取締役は贈賄などの疑いが、元社員は背任の疑いが持たれています。
日本郵便の社員は、民営化後も日本郵便株式会社法で公務員と同様に収賄の罪に問われる規定があります。警察は、今後、取り調べを進め、容疑が固まりしだい逮捕する方針です。
-- NHK NEWS WEB