糸魚川市の商工会議所と観光協会によりますと、今回の火災で江戸時代の1650年に創業した酒造会社、加賀の井酒造の酒蔵が焼けて、被害を受けたということです。加賀の井酒造のホームページによりますと、平成8年の全国新酒鑑評会では金賞を受賞していて、酒蔵は糸魚川市中心部の大町地区にあるということです。
加賀の井酒造の取締役、小林大祐さんは「酒の仕込み中でしたが、付近は木造の建物が多いので、従業員全員で避難しました。映像を見ると蔵が燃えていることがわかり、残念ですが、従業員にけががなかったことが何よりです」と話していました。
この酒造会社は江戸時代に創業したということで、小林さんは「この時期は仕込みや瓶詰めなど繁忙期のさなかでした。お客様には出荷できないことを伝えましたが、今後については鎮火してから考えたいと思います」と話していました。
-- NHK NEWS WEB