今月、記録的な大雪となった福井県越前市には、休日を利用して県外からボランティアが駆けつけ、高齢者が住む住宅などで除雪作業を行っています。
越前市芝原の住宅街には、愛知県や岐阜県、静岡県から大学生や会社員などのボランティア15人が訪れ、住宅の前の道路などの雪かきを行っています。
越前市では今月13日に観測史上最も多い1メートル30センチの積雪を観測し、17日午前11時の時点でも82センチの積雪が残っています。
この地区では、道幅が狭く除雪車が入れない生活道路が多いうえ、高齢者が多いことなどから除雪が進んでおらず、買い物に行けないなど生活への影響が続いているということです。
家の前の道路を除雪してもらった80代の女性は「買い物のたびに娘に車で迎えに来てもらっていたので、自分で歩いて行けるようになって涙が出るほどうれしいです」と話していました。
愛知県から参加した大学生は「ここまで雪が深いとは思っていませんでした。少しでも生活の助けになればと思います」と話していました。
福井県は、除雪ボランティアの受付窓口を福井市にある「ふくい県民活動・ボランティアセンター」に設置し、ボランティアに関する情報をホームページで紹介しているほかFAXやメールで参加を受け付けています。
(FAX:0776−29−2523/
メール:f−npo−c@pref.fukui.lg.jp)
-- NHK NEWS WEB