22日、東海道新幹線は火事の影響でダイヤが大きく乱れ、乗り継ぎができなかったおよそ350人の乗客が、東京駅などで休憩用に開放された列車の中で夜を明かしました。
東海道新幹線は、22日午後4時すぎに神奈川県の沿線で起きた火事の影響で、最大で2時間余り遅れが出るなど、およそ16万人に影響が出ました。
東京駅と名古屋駅、新大阪駅では、新幹線の遅れで乗り継ぎができなかった乗客のために、停車中の列車を休憩用に開放する、いわゆる「列車ホテル」が用意され、JR東海によりますと、合わせておよそ350人が車内で夜を明かしました。
このうち東京駅では200人余りが、座席を倒して目を閉じるなどして休んでいました。
出張先の大阪から都内の自宅に帰る予定だった42歳の会社員の男性は「火事だからしかたがないです。早く寝たいです」と疲れた様子で話していました。大阪の自宅から千葉の友人のもとに向かっていた28歳の男性は「途方に暮れて外を歩き回っていました。ホテルを探すことも考えましたが、助かりました」と話していました。
-- NHK NEWS WEB